home *** CD-ROM | disk | FTP | other *** search
/ Mac100% 1999 April / MAC100-1999-04.ISO.7z / MAC100-1999-04.ISO / Best Game Library / まきがめ v1.74.folder / マックのプログラム? < prev    next >
Text File  |  1996-11-11  |  4KB  |  98 lines

  1. ==========================================================================
  2.           Maci Game  Ver.1.74J 付録
  3.  
  4.              (p)&(c) 1996 by KEN Takahashi
  5.            Co-produced by Ayako, Miya, Satoshi
  6. ==========================================================================
  7.  
  8. ☆マックでプログラミングをするという事が想像できない人がいます。僕もその一人
  9. でした。MS-DOSではBASICとか使った事があったのですが、マックとプログラミング
  10. というのが結び付かないのです。
  11.  Niftyのある場所で、マックのプログラミングをしたことがあると云う人がいるの
  12. を読んで、「そうか、日本人でもマックのプログラミングができる人がいるのだ」と
  13. 変な感慨を持ったのを覚えています。
  14.  僕はコンピューターとは関係の無い仕事をしています。趣味のプログラマーでも
  15. 「まきがめ」程度のゲームなら作れてしまうというのはマックの素晴らしいところだ
  16. と思います。
  17.  以下の文章が、マックでのプログラミングのきっかけになれば幸いです。
  18.  
  19. ☆マックでのプログラミングを簡単に説明すると以下の様になります。
  20.  マックでは本体に内蔵されたコマンド(ツールボックスと云います)を記載する事
  21. によって色々な動作をさせる事ができます。
  22.  
  23.  例えば、かなり乱暴ですがwindowを開いて絵を表示するソフトを作る場合、
  24.  まず、ResEditと云うソフトを使って絵の入ったリソースを作ります。
  25.  
  26.  NewCWindow();           新しくwindowを開け
  27.  hPic = GetPicture(128);   リソースから128番の絵を持ってこい
  28.  DrawPicture(hPic);     その絵を描け
  29.  
  30.  と云うような一連の命令を書きます。そして、Think CとかCodeWarriorとかのコン
  31. パイラと呼ばれるソフトを通してやると、アイコンが一つできるのです。そのアイコ
  32. ンをダブルクリックすると上記の一連の命令が実行されて、windowが開いて、128番の
  33. 絵が表示されるのです。
  34.  
  35.  マウスやキーの入力は、以下のようになります。
  36.  
  37.  WaitNextEvent(everyEvent, &event, MAXLONG, 0);   //押されるのを待つ
  38.  switch(eventPtr->what)
  39.  {
  40.   case mouseDown:
  41.       doMouseDown(eventPtr);   //マウスが押された処理を自分で作る
  42.       break;
  43.   case keyDown:
  44.   case autoKey:
  45.       doKeyDown();        //キーが押された処理を自分で作る
  46.       break;
  47.  }
  48.  
  49.  この様な一連の命令を書いて、前述のコンパイラを通せばよいのです。
  50.  
  51.  絵が表示できて、マウス入力に対応ができたら、「まきがめ」は大部分が組めると
  52. 思いませんか? マウスが押されたら、隣が同じ駒かどうかを調べて、同じ駒だった
  53. ら選択した場合の駒を表示するようにプログラミングすれば良いのです。
  54.  
  55. ☆プログラミングは、C言語で行っています。コンパイラは当初はThink Cと云う製品
  56. を使っていましたが、最近はCodeWarriorと云う製品を使っています。
  57. C言語についての知識はあまり高度な事は知りません。 for()ループ、while()ループ、
  58. case文程度の知識があれば何とかなりました。
  59.  
  60. ☆マックでのプログラミングはマック内にあらかじめ用意されているルーチン(ツー
  61. ルボックス)をどのように使ったら良いかを知ることではじめます。
  62.  
  63.  僕は以下の2種類の本で入門しました。
  64.  
  65.        MacintoshCプログラミング1 THINK Cを使って 第2版
  66.          D.マーク/C.リード著 (トッパン) 5800円
  67.  
  68.        windowの開き方とか、MenuBarの使い方、リソースの作り方など、マックのプ
  69.       ログラミングを小さなプログラム実例を用いて判り易く1から説明しています。
  70.       ただし、この本はPowerPC以前の漢字Talk7の時代の本ですので、最近はもう少し
  71.       内容の新しい類似の本が出ているでようです。
  72.  
  73.  
  74.        漢字Talk7プログラミング THINK C上・下
  75.          新居雅行著 (BNN) 3400円 + 3400円
  76.  
  77.        ツールボックスの解説書です。マックのプログラミングと云えばMacOSと
  78.       ツールボックスの公式解説書であるInsideMacintoshの話しが出てきます。
  79.       ところが、InsideMacintoshを全巻揃えるのは大変費用がかかるようです。
  80.       有り難い事に、最初は新居さんの本で充分役に立つと思います。僕の持ってい
  81.       るのはPowerPC以前の時代の本です。下記がPowerPCに対応して改訂した本ら
  82.       しいです。(僕は持っていません)
  83.  
  84.        Macintoshアプリケーションプログラミング 上・下
  85.          新居雅行著 (ディーアート)
  86.  
  87. ☆マックでプログラミングするにはNiftyに入会すると大変有用です。
  88. NiftyのFMACPRO と云う会議室には親切な先達が居て、判らないことに対して皆さん
  89. が懇切丁寧に教えてくれました。
  90.  
  91. ☆僕のような、プログラミングとは全く縁のない仕事をしている人間でも、適当なソ
  92. フトを入手して、適当な書籍を読む事でプログラミングができるようになりました。
  93. 僕が勉強した頃と比べると最近はさらに判り易い日本語の書籍が沢山出ているようで
  94. す。
  95.  プログラミングをする時間と、マックに対する愛情があれば、ぜひ、マックのプロ
  96. グラミングに挑戦してみて下さい。
  97. ==========================================================================
  98.